太陽熱温水器に補助金
2016/10/29
国交省が来月から始める新しい補助金事業「住宅ストック循環支援事業」のなかではエコリフォームと名付け、一定の基準を満たしたリフォームを行うと30万円の補助金が交付されます。
今回の制度では省エネ性能を向上させることが条件ですが、条件のなかに「太陽熱利用システム」があります。太陽光発電と名前が似ていて紛らわしいですが、主には屋根上に太陽熱を集める機器を設置し、その熱で温水を作るシステムです。
いわゆる「太陽熱温水器」のことですが、太陽熱温水器といえば以前に強引な営業手法で販売を続けた会社が耳目を集めたりし、最近ではあまり良いイメージを持たれていないかもしれません。
過去には粗悪品が水漏れをしたり、適切なメンテナンスをせずに使用して落下事故がおきたりしたうえ、ソーラーパネル（太陽光発電）の普及で時代遅れの品物扱いされていましたが、補助金の交付で復活するのでしょうか？
エネルギーを使わず、単純な仕組みで水を湯にするので、エコの意味合いとしては優れているのではないかと思いますが、残念なことに低価格の物はデザインが余りにも目立ちすぎ、お世辞にもカッコいいとは言えません。個人的にはそれが普及しない最大の理由ではないかと思います。
とはいえせっかく補助金が出るのですから、この際は太陽熱温水器を屋根に載せることを前提でリフォームのデザインをすれば欠点を補うこともできるかもしれません、興味のある人は挑戦してみてください。
私達の地元の愛知県には「知立ヒーター」という太陽熱温水器の老舗もあります、地元経済の張っての為にも頑張っていただきたいと思います。
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