お家の進路相談所スタッフブログ

ヒートショックを防げば長生きできる?

2017/1/19

 

「冬に温かい家と寒い家、どちらがよいですか?」と聞かれると、寒い家と答える人はまずいないでしょう。では暖かい家は寒い家に比べてどれぐらい優れているのでしょう。

http://www.mlit.go.jp/common/001158517.pdf

国土交通省が先日、「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査の中間報告」を公開しました。

 

調査の内容は、断熱改修を予定する全国約1,800 軒の住宅および居住者約3,600 人を対象として、改修の前後における、居住者の血圧や生活習慣、身体活動量など健康への影響を検証したものです。この手の調査は『前よりも良くなる事』が前提の調査が多いので、全て鵜呑みにするのもよくないかもしれませんが、やはり「寒い家」より「暖かい家」の方が健康(特に長寿)には良いようです。

 

とはいえ今回の公表では、「部屋の温度が高くなることによりmmhg(血圧の単位)が下がる。」ぐらいの事しかわからず、凡人には今一つ理解しがたいのですが(わかる人にはわかるのでしょう)以前から言われているように、北海道や青森などの寒い地域に建つ仕様の家ほど室温環境の面では人にやさしいということです。

 

この先さらに分析が進むのでしょうから、現段階でケチを付けるわけではありませんが、断熱改修することが国民の為になると自信をもって言えるのであれば、リフォームの補助金は断熱改修を義務化するとか、自動車の排ガス規制の様に、建設会社には施工棟数に対して断熱改修の割合を義務化するなど、さらに積極的な施策を考えていただきたいです。

 

家庭内死亡事故の1/4はヒートショック(急激な部屋間の温度の変化により血圧の乱高下や脈拍の変動が起こること)だと言われています。無駄な医療費削減の為にも、断熱改修や新築時の高気密高断熱はとても有効な手立てでしょう。

 

ただし、費用面ではコストアップは避けられません。できるだけ費用をかけずにヒートショックを避けるには、間取りやデザインなどでもひと工夫が必要です、それらは専門家の助言が大切でしょう。

 

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