お家の進路相談所スタッフブログ

非常時に頼りになる住まいを建てる方法。

2016/1/17

 

 

 6400人以上の被害者を出した、阪神・淡路大震災から今日で21年。すべての被災者および関係者の方々に、あらためてお見舞いを申しあげます。

 

 もし、また同様の災害に襲われたとき、現代に生きる我々が、貴重な教訓を生かし取れる手段は防災です。分かってはいるつもりですが、年月の経過とともに薄れていってしまっているのも事実です。

 

 東日本大震災の直後は「次に建てる家は、しっかりした耐震性を考える。」というお客様が多かったのですが、どうも最近は耐震性を犠牲にしてもデザインやコストを優先するという風潮のような気がします。もちろん過剰に耐震性を求めても仕方がないのですが、「家は家族を守るシェルター。」と考えるのであれば、災害時に犠牲者を出さない建物にすることを何よりも優先するべきでしょう。

 

 

 建物自体の構造はもとより、家具などの什器による圧死を防ぐ工夫、非常時の避難路の確保、隣家からの類焼を防ぐ工夫、これらの検討は基本計画の根幹に関わることになってきますので、計画の初期段階で行っておかなければなりません。後になって取り入れたいと思っても、せっかく考えた間取りを一から考え直すことになりますし、恐らくほとんどの人が、一度決まったプランを自らやり直そうとは思わないでしょう。

 

 ハウスメーカーや工務店の営業マンは、お客様を盛り上げ、プラン検討という楽しい作業をお客様と一緒になって行うことで契約を取り付けるので、お客様から言い出さない限り、防災などのネガティブな考えから入っていくことはできません。つまり、お客様と営業マンが一緒になって、やらなきゃいけないことに目をつむり、わかってはいるけれど、無視をして進めていってしまうのが、住まいづくりの良くあるパターンです。

 

 

 戸建住宅のプランを考えるという作業は、楽しい反面、膨大な労力を必用とします。一旦ボタンを掛け違うと、元に戻るのが大変なことだと容易に想像できるので、「まあ、このままでもいいか。」と諦めてしまいがちです。そんなことにならようにするコツは営業マンに対し、「我が家のコンセプトの一つは、非常時に頼りになる事です。」とはじめに宣言しておくことです、そうやってお願いをすれば営業マンも考えやすいですし、他社と比較するときに、建築会社と営業マンの技量や、相性の合う・合わないがわかりやすくなります。

 

 

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