お家の進路相談所スタッフブログ

知ってるつもり。

 昨日は運転免許証の更新で、豊川市の運転免許センターへ行って来ました。5年ぶりの更新でしたが、その間に道交法はいろいろと改正されていたのですね(知らなかったのは私だけかもしれませんが)。後部座席は高速道路だけでなく一般道でもシートベルトの着用が義務化されたとか、右折の矢印信号でUターンしても違反ではなくなったとか(当然できるものと思っていました)知っているつもりでも誤認していることは意外にあるものですね。

 

 知ってるつもりでも知らなかったことは住まい探しではとても多くあります。不動産購入は生涯で最大規模の買い物であることは間違いなのに、何故か義務教育では不動産の種類すらまったく教えてくれません。購入方法を間違えれば一生を棒に振るかもしれないのに、肝心の購入方法のレクチャーについてはほとんど教育せず、購入後に住宅ローン控除等でフォローするという方法は“取りあえず国民に住まいを買わせて”おいて“後は自己責任ですよ”というのが現在の日本のシステムです。

 

 アメリカで住まい探しをする場合、中古住宅の購入は、物件探しの前にまず①ローンの専門家に相談し返済可能額を元に借入額を決めます。めぼしい物件を見つけたら次に②不動産会社を選び、交渉を代行してもらいます。さらに③エスクローという専門家が登場し、取引の公平性を担保します。つづいて④ホームインスペクターが建物の問題をチェックし、問題があれば修理のリクエストをします。まだまだ続きますが日本と違うのは、重要な場面では必ずそれぞれの専門家があらわれて買主をサポートするシステムが構築されていることです。

 

 25年も前になりますが、カリフォルニアの分譲住宅を見学に行ったことがあります。広大な街を一度につくるような大規模分譲地で美しい街並みが形成され、エクステリアもインテリアも考え抜かれており、日本との違いに愕然とした記憶があります。

 

 販売のシステムも説明を受けましたが、ずいぶん昔の事なので「なんだかずいぶんややこしいなぁ。」という事しか記憶にありません。同行したコーディネータに後で教えてもらいましたが、買うはずのない日本人にも対してもいろいろな事務所に連れて行き、入れ替わり立ち替わり人を変えて説明をしたのは、関係者が相互にチェックを行う仕組みが働いていたようです。

 

 住まいは生涯を左右する買い物です、少しぐらいの面倒は必要ではないでしょうか?日本での不動産取引のシステム(法律)がアメリカのようなシステムに変わるには時間がかかるでしょうが、専門家を選ぶことは今すぐでもできます。

 

 

 

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