お家の進路相談所スタッフブログ

予算オーバーは実物を見ていないから。

 先日、インターネットの記事でタヌキと向かい合うトキの幼鳥の写真を見ました。私は、あの写真を見てはじめてトキの幼鳥のサイズがなんとなく解りました(トキの子供はタヌキより小さかった)。今までにトキの親鳥の姿も生で見たことはないので、勝手に幼鳥のサイズを想像していたのですが、意外に小さいのだなぁ~というのが私の感想です。やはり頭の中で勝手に想像するのと実際に自分の目で見るのとでは随分と違うものですね。

 

想像と実物が異なるのは住まい探しでもよくあることです。最近はデフレ効果なのか建築費自体は横ばい若しくは下降気味ですが、キッチンやユニットバスなどの設備にかかる費用は、多機能化や高級化が進み、むしろ高額化の傾向にあります。

 

折角の一生一代のマイホームだからということで、ちょっとだけ贅沢したいという気持ちはわかりますし、無理をしない範囲であればおススメもしたいです。建売住宅や完成済みの分譲マンションであれば実物をみて判断できますが、注文住宅やリフォームになると設備機器メーカーのショールームに行って見学して決めることになります。

 

それまでは図面とカタログでおおよその雰囲気と値段で判断するのですが、やはりショールームで実物を見ると多くの方の考えが変わります、より価格の低いものに変わるのであれば良いのですが、大抵の場合はやはり高額なものに目が行きます(ショールームはより高額な物が売れるように演出もされています)。

 

それぞれの価格差は数十万円であっても、合計をするとすぐに百万円以上のオーバーになります、実はこれが建築請負契約後に予算オーバーになる原因でもあるのです。

 

多くの工務店やハウスメーカーは、契約を急ぐためにできるだけ契約前には実物サンプルを見せることを避けようとします。見せれば見せるほどお客様は迷いますし、はじめから高額な物を選ばれると建築費の予算が厳しくなりますので見せたがらないのです。

 

これから注文住宅やリフォームをお考えの方で気になるキッチンや設備があるのでしたら事前にショールームで確認していただいても良いかもしれません。一部のお店を除き、基本的にショールームは見せるだけで直接お客様への販売はしていませんので安心して見ることができますよ、先方に時間があれば匿名でも丁寧に説明してくれます。目の保養にもなりますし、予算オーバーをしない住まいづくりには重要なステップです。

 

 

 

 

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