お家の進路相談所スタッフブログ

つなぎ融資とは

 一般の方が銀行から融資を受けるという行為をすることは、生涯で何回もあることではないでしょう。融資を受ける先によって手続きは様々ですが、注文住宅の場合は“つなぎ融資”を利用することがあります。

 

つなぎ融資とは、住宅ローンが実行されるまでの間、住宅ローンとは別のローンを一時的に借り入れる融資のことを言います、つまり実際にお金が必要な場面と住宅ローンの間をつなぐ役目なのでつなぎ融資といいます。住宅ローンは、住宅に対して抵当権を設定するので、住宅が完成するまで、融資が実行されません。しかし、建築会社に対しては代金の支払いをしなくてはならず、その間、住宅ローンとは別のローン(つなぎ融資)を一時的に組んで支払いに充てるのが一般的です。

 

つなぎ融資を利用する場合の流れは次のようになります。

 

・まず、つなぎ融資で建築会社に支払う(建築会社の支払い条件によっては複数回)

・住宅の完成後、自分の名前で登記を済ませ、その住宅を担保に住宅ローンを組む。

・融資が実行されたら、つなぎ融資を返済する。

つなぎ融資には次のような費用が発生します。

・つなぎ融資の利息
・つなぎ融資申込みの印紙
・印鑑証明、住民票 運転免許証の写しなど
・融資手数料(数万円)

つなぎ融資の利息は日割りで計算します。もし、3000万円を金利2%のつなぎ融資で3ヶ月借り入れた場合、つなぎ融資の利息は概ね15万円程度です。一日当たりの金利は1,666円にもなりますので、できるだけ短期間で済むようにした方が有利です。

 

せっかくのマイホームだから手抜き工事をしないようにじっくり作ってほしいと願うかもしれませんが、一日当たり1,666円もかかっていると考えるとそうも言っていられません。工事期間がむやみに延びないように施主と工務店が協力し合って工事期間を一日でも短くすることが重要です。

 世のお父様方は、一日1666円もお小遣いを減らされると、マイホームの完成前に飢え死にするか、過激なダイエットに成功する人が続出するでしょう。

 

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