住宅購入、自己資金はいくら必要？ 0円でも大丈夫？
2016/2/23
「自己資金0円で購入される方も大勢いますよ。」と言われたけれど、それって本当ですか？
マンション購入を検討されている方が、マンションの見学会に行った時に営業マンから言われたそうです。
国土交通省の「平成26年度 住宅市場動向調査」によれば、はじめて住宅購入する人(一次取得者)の購入資金の内訳は以下の通りです。
注文住宅購入金額 4029万円 自己資金1242万円
分譲住宅購入金額 3646万円 自己資金934万円
分譲マンション購入金額 3506万円 自己資金1156万円
中古戸建住宅購入金額 2288万円 自己資金765万円
中古マンション購入金額 2109万円 自己資金790万円
どのタイプの住宅を購入するにしても、概ね自己資金の割合は平均して3割前後といったところでしょう。もちろん平均額だけを見て、自己資金0円で住宅購入している人が「ほとんどいない。」とは言い切れませんが、「大勢いますよ。」と言い切ることもできないでしょう、むしろ圧倒的な少数派であることは容易に想像できます。
住宅営業の営業マンのなかには、買わせるために物事を大袈裟にいう人がいます。自己資金が少ないからといって、単純に購入を諦める必要もありませんが(重要なのは返済計画です。)「他の人も自己資金0円で買っているんだ。」と誤解して購入してしまうと、いつかは返済に窮することもあるかもしれません。
間違っても、そのようなミスリードで購入を誘う営業マンからは買わないようにしましょう。
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