IOT、住宅はどこまで費用をかけてよいのか?
2016/7/31
昨日、帰宅するために会社の玄関を出ると、目の前にスマホの画面を凝視しながらブツブツとつぶやく二組のカップルに遭遇。どうやら噂の例のゲームに興じているようでしたが、そういえば最近、会社の建物の前が賑やかなのは、例のゲームが原因なのでしょうか?事情が分からないオジサンは気味が悪いです。
IoT(インターネット オブ シングス)は物とインターネットが繋がることを指すようですが、住宅建築の世界でもIoTは避けられない潮流です。特に大手ハウスメーカーは差別化の為、熱心に開発を進めています。
電気仕掛けの空調を外出先からコントロールしたり、照明や施錠をコントロールするのは珍しくなくなりました。この流れはこれからも進化していくのでしょうが、住宅会社はどこまで追従できるのでしょうか?
家庭でインターネットが普及し始めた頃、全ての部屋でネットに接続するために、安くない費用をかけ、事前にLANケーブルを家中に巡らせました。今では一部のマニアを除き、wifiでインターネットに接続する時代になったので、そのケーブルは無用の長物になってしまいました。
最近では各種のセンサーを家内に設置し、様々なコントロールをしたりするなどの機器が流行し始めているそうですが、それらもいつかは時代遅れとなり、無駄な投資となるのかもしれません、イタチごっこはいつまでも続くのでしょう。
古い考え方と言われるかもしれませんが、それらの設備はあくまでも『電化製品』であり、住宅の性能とは一線を引くべきだと思います。数年で時代遅れになるものと、何十年の利用が始めから定められている住宅を、ひとつのセットで考える事に無理があるのです。
オール電化を否定はしませんが、機械仕掛けで得られる快適な住まいは、短命であることを忘れてはいけません。住宅の基本性能により多く投資をすれば、長期間にわたり、投資に見合ったリターンを得ることができます、流行だけに目を奪われると、得をするつもりが、大きな損になるかもしれません。
それにしても夜道でスマホをのぞき込む人に、急に遭遇すると、顔だけが青白く光り、とても不気味なので心臓に悪いです。
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