悪質な保険代理店に注意。
2016/6/6
弊社では火災保険のコンサルティングも行っております。先日もお客様から某大手損保会社が作成した、火災保険の提案内容の評価の依頼をいただきましたが、評価をする気が失せるほどのできの悪さでした。
内容は差し障りがあるのであえて触れませんが、担当者は恐らく対象地の現地確認をすることもなく、提案書を作成したことがバレバレの内容で、とにかく高い保険を売りつけることに執着した、自分都合の内容にしか私には見えませんでした。
昨年の保険業法の改正で、火災保険は最長で36年までの長期加入ができたのが、改正後は最長10年までしか加入できなくなりました。それにより保険会社は火災保険の加入単価が極端に下がり、下がった分を不要なオプションを付ける（これを保険会社は「内容を充実させる」と言います。）ことで保険料を吊り上げようと必死になっています。
誠実に内容を説明し、必要な補償を追加するのであればもちろん良いのですが、現地すら確認せずに、ただ単に高い保険を売りつける姿勢では、「ぼったくり」以外の何者でもありません。
これから火災保険への加入を考えている人は、必ず複数社から提案を受ける事、その際は複数の保険を取り扱う代理店ではなく、保険会社毎に代理店を分けてください。ひとつの店で複数の保険を扱う代理店は、比較をするふりをして、実際には自分が売りたい保険を売りつけることしか考えていない代理店が多く存在します。
また、火災保険は構造や工法、仕様などで保険料が大きく変わります。提案書を作る際に、それらの資料を求めてこない保険代理店は、もとから親身になっていないので、提案を受ける必要もありません、こちらからさっさと断ってしまいましょう。
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