震災から自分の家族を守りたいなら。
2016/5/15
厚労省の公表では、東日本大震災において建てられた仮設住宅の建築費は、寒冷地と言う事も有り、1棟当たり解体費も含めおよそ800万円にのぼるそうです。岩手、宮城、福島3県では約5万2000戸の仮設住宅が建てられたので、莫大な費用が「仮説」に投じられました。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の調査では、昭和55年以前に建てられた木造住宅のほぼ全てが大地震で倒壊する可能性が高く、これらの建物を耐震改修した時の費用の中央値は約150万円とのことです。
震災が起きた後でも自宅に戻りたいと考える方がほとんどでしょう。戻りたくても損壊して住めないので、仕方なく仮設住宅に移り住むことを考えれば、予め耐震改修をし、もしもの事態に備えておくことが、コスト面でも生活再建でも有利なのは明らかです。
近い将来、発生が危惧される南海トラフ地震では、全壊建物の想定は合計で230万棟以上、1週間以上の避難者の想定は1000万人以上なので、国民の10人に1人は被災者となり、死者数は40万人以上の予測です。もし、本当に南海トラフ地震が発生すると、阪神淡路、中越、東日本、熊本などの震災で行われたのと同様な支援体制を期待することは難しくはないでしょうか?そのときは誰もあてにできず、助けてくれないのです。
これから家を建てる方は、どこに、どのような仕様にするのか。既に家を所有している方は、どのように備えるのか。真剣に考え、早期に行動に移さないと、自分の家族を守ることはできないでしょう。
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