不動産物件探しが改善されるかもしれません。
2016/1/12
住宅用地や中古住宅を探す方にとっての朗報です。年初から指定流通機構が運営し、不動産業者間で利用される物件検索システム「レインズ」に、新たな機能「ステータス管理」が加えられました。
ステータス管理とは、登録された不動産売却物件について、
「公開中」
「書面による購入申込みあり」
「売主都合で一時紹介停止中」
の3種類のうちいずれかを選択して設定する機能を言います。
これまでは不動産業者の「物件囲い込み」という悪行で、売主・買主の双方が本来は公開されるべき情報を遮断され、買主は「いつまでたっても物件が見つからない。」売主は「いつまでたっても売れない。」という状況を、悪質な不動産業者に強いられていました。細かい説明は省略しますが、その負の状態を改善するため、先ずはWeb上で売主の物件がどのような状況で売りに出されているか、自分で確認できるようになりました。
世間に広く売り出されているのならば「公開中」、購入希望者から申込証が入れば「書面による購入申込みあり」、となります。何故か売却を中断すれば「売主都合で一時紹介停止中」ということになるのです。これまでは、他の業者等が物件を販売できないように、他業者から問い合わせがあっても「他で商談中です。」などと虚偽の回答で「物件囲い込み」をしてきた悪質業者はその手が使えなくなったのです。これで全ての不動産業者が購入希望者を広く求め、売主・買主の双方に情報公開されるとよいのですが、残念なことにずるい会社(人)は簡単には変われないようです。
中部レインズで本日(2016/1/12)岡崎市市内において、売りに出されている中古戸建物件の登録件数は全部で119件。そのうち「売主都合で一時紹介停止中」は47件もありました。どう考えても異常な数値です。売却したくて不動産業者に依頼したのに、およそ4割が販売を中止するのはありえないでしょう、新手の「物件囲い込み」と捉えられてもしかたありません。
もっとも新機能の適用義務は、登録時期が1月からですので、「売主都合で一時紹介停止中」の全てが「物件囲い込み」とは限りませんが、新機能を厳格に運用している業者と、そうでない業者では姿勢の違いを感じます。全ての不動産業者が公平なルールでお客様第一主義を貫くことにより、不動産業界全体の信頼性向上につながることでしょう。
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