曖昧な契約は追加工事費高騰の根源。
2015・6・25
「ウッドデッキの塗装がすぐに剥げました、施工不良だと思うのですが・・・。」
一年ほど前に弊社のセミナーを聴講いただいたという方から電話で相談をいただきました。その後にハウスメーカーで注文住宅を建て、春からお住まいだそうですが、いろいろと気に入らないそうです。
突然の電話での相談でしたので、ほとんど要領を得なかったのですが、とにかく不満がいっぱいあるのは伝わってきました。ただし、冒頭のウッドデッキの塗装についても、材料が悪いのか、施工が悪いのか、そもそも初めからそのような仕様なのか、基準が分からないので返答のしようがありませんでした。
兎に角、気に入らないことがあるのでしたら解決に導かなければなりませんが、この手の問題の発端は、契約時の説明不足から始まっていることが多いので特に厄介です。
問題のきっかけは、施主に過度な期待を抱かせる、営業担当者のいい加減な説明だったり、施主からの曖昧な要望の伝え方だったりします。双方ともに「伝えたつもり。」になっているので「相手が悪い。」と思い、どちらも感情的になってくるので、本来なら問題にならなかったはずの事が大きな問題に発展することもあります。
問題にならないようにするには、契約する前にできるだけ詳細な点も明確にしておくべきなのですが、契約を急がせる営業マンは、「そういう細かいことは契約後の打ち合わせで・・・。」や「工事が始まりましたら現場で打合せを…。」といった言葉で後回しにしようとします。施主の方も契約直前のタイミングになってくると気分も高揚してきますので、なんとなく流されてしまうことが多いようです。
後悔のない住まいづくりをしたいのでしたら、相手(建築会社)の都合に合わせることなく、自分が求める性能やデザインをしつこいぐらいに重ねて要望を伝え、納得してから契約するしかありません。曖昧なまま契約すると、思わぬ追加工事費の請求を受けることになるでしょう。
◆三河総合住宅展2015のお知らせ
・日時 7月4日(土)・5日(日) 10;00~16:00
・場所 岡崎中央総合公園内体育館
・主催 中日新聞社
http://www.chunichi-adnet.co.jp/mikawasougou/
【内容】
三河エリア最大級の住宅展示会において
「はじめての家づくり相談」コーナーの担当を弊社がいたします。
家づくりへの不安や疑問のある方は、お気軽にお立ち寄りください。
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