注文住宅で耐震性の高い建物を建てる方法。
2014・12・24
「住まいに対してどのような性能を重要視しますか?」という問いのアンケートをたくさんの建築業者や関係団体がアンケート調査を行っていますが、必ずと言っていいほど常に上位に上がるのが耐震性です。
つまり誰でもが、これから家を建てるときは耐震性に優れた建物が欲しいと願っているわけです。ところが実際に建てた方に「住まいづくりで拘った点は?」というアンケート調査結果では、間取り、快適性、デザインなどが上位にきます。
このところ、デザイナーズハウスなど、見た目の個性にこだわった建物の流行という側面があるでしょうが、耐震性についてどれだけ検討されているか、疑問を抱かざるを得ない注文住宅が目につきます。
弊社のお客様の中にも、打ち合わせを重ねていくうちに、耐震性を犠牲にしてデザインを優先するのかどうか判断を迫られることがあります。その段階ではまだ冷静な判断ができるので再考して耐震性を優先することができるのですが、デザインをのみを優先して考えていくと、「それでも最低限の耐震性は確保されます。」というハウスメーカーの言葉で自分を納得させるしかない状況になることがあります。
耐震性に比べ、デザインは専門知識がなくても専門家(設計士やハウスメーカーの担当者)と会話を交わすことができるし、自分の主張を反映しやすいので、後になって自分が決めたデザインでは、高度な耐震性を確保できないとしても変更の申し出が言いだし難くなります。
そのような状態を防ぐには、専門家とデザインの話をするときは予め耐震性の要望を明確にしておくことです。例えば、「必ず長期優良住宅の基準を満たすようにデザインしてください。(長期優良住宅では耐震性能2は必ずクリアしなければいけません)」とか「どんなデザインでも耐震性能は2以上になるようにしてください」など、具体的にお願いしておけばハウスメーカーも後になって言い訳できないので、打合せの段階から慎重に対応していただけると思います。
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