消費増税の先送りで住宅は買い時になるのか?
2014/11/20
今日の岡崎市の空は重苦しいグレー、このところ朝の日課となった落葉拾いとあわせ、本格的な冬の到来を感じさせます。
先日のセミナーでお客様からいただいたご質問、「建築業者さんから「今が買い時ですよ。」と言われたけど本当ですか?」
答えは、○でもなく×でもない、△です。
先日のGDPショックでも露見したように、今の住宅業界は受注減で苦しんでいます。消費増税の駆け込み反動なのか、そもそも景気が伸びずに需要が増えないのか、もしくは両方なのか、理由はいろいろありますがとにかく家が売れません。
このような状況ですから、利益率が多少下がろうが受注が欲しい業者は少なくないでしょう、ストレートにいえば、大幅な値引きに応じることもあり得るということです。そういう意味では「○」です。
ただし、個人の家は売れずとも、賃貸住宅の受注は相続税の改正もあり、順調に受注を伸ばしております。さらに震災復興の影響で、人件費と材料費は高止まりしたままなので、建築費においては「×」です。
住宅ローンについては金利が史上最低を更新し、政府がさらに今年度中に追加予算を組み、優遇策を実施する様子ですので「○」です。
つまり見方によって判断が分かれるので、全体的には「△」です。
建築業者さんがどのような理由で「今が買い時ですよ。」と言うのかによって、その業者さんに注文しても良いのか判断するのも良いかもしれません。注文を取れてないのを理由にして買い時と言うのであれば、言葉を裏返すと「当社の商品は売れてないので買ってください。」と言っているのと同じです、売れないことが悪いことだとは言いませんが、売れないのはそれなりの理由があるでしょう。
弊社がお付き合いしている業者さんの中には、こんな時勢でも注文が多くて困っている会社があるのも事実です。それにしても消費税増税の先送りによって、さらに混乱に拍車がかかることでしょう、自分にとってベストな選択を判断するのが、ますます難しい時代が来ています。
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