やっぱり屋根は必要です。
2014・03・22
3連休の中日の今日です。昨日ほどではありませんが道路渋滞で移動に時間がかかります。そういえば彼岸入りしていますので、私も時間を作ってお墓参りに出かけたいです。
以前、旅行で桜島に行った時、観光バスの中から道路沿いにある地元のお墓を見ると、墓石に屋根がかけられていました。ガイドさんの案内では先祖思いの気持ちがカタチになって屋根が付くようになったとの事、住まいにも屋根は必須ですがお墓にも屋根をつける桜島の住民はよほどご先祖様を大切にされるのでしょうね。
住まいの屋根は、地域の特徴がとてもよく出やすいです。形状や素材で住まいの性能に大きく影響を与えるのでデザインだけで選ぶと後々後悔することもあります。
いわゆる日本家屋では、軒先の出はできるだけ長くすると良いと言われてきました。理由は雨の跳ね返りを少なくするためや、夜露などで外壁をできるだけ濡らさないようにするためです。
反面、軒先の出が長くなると室内への日当たりが悪くなったり、長すぎる軒の出は台風で煽られたりします。近年ではデザイン的にも軒が全くない「シンプルモダン」と呼ばれるデザインの流行もあり、年々、軒の出は短くなる傾向にあるように感じます。
旧来の日本家屋に比べて、現代では外壁の防水性能の向上や防蟻・防湿性能の向上が図られていますので、ことさら神経質になる事は無いかもしれませんが、まったく軒が無いデザイン「陸屋根」はやはり無理があるのではないかと感じます。
先日お邪魔させていただいたお宅も陸屋根でしたが、豪快な雨漏りに大変困っておみえでした。これではメンテナンス費用がいくらあっても足りません。このお客様は「こんな事になるのならば普通の屋根をつけておけばよかった。」と後悔しきりです。
日本の環境に合っていないデザインを選ぶ時は、慎重にメンテナンスと性能面に気を配らないと大切なお家が「金食い虫」になりかねません。
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