自分に合った住まいを選ぶ自信がありますか?
2014・1・21
先日、某工務店の見学会を覘く機会をいただいた。一言でいえば素晴らしい「空気環境」、6畳間用のエアコン一台で家一軒を丸ごと空調できる性能を体感させていただいた。これほどの性能があれば確かに年中快適な室内温度で生活できるのは間違いないと思われるのだが残念な点が無いわけでは無い。
細かい点はさておき、最大の問題は“プライバシーの無さ”。高度な気密性と断熱性を武器に、家全体に一つの気流を還流させることによって屋内の温度を一定に保つ特徴なので、基本的に各部屋には扉と天井が無い。「家族だからいいじゃない。」という考え方であれば問題ないが、子供が年頃になってくるとそうもいかない家庭もでてくるかもしれない。
扉や天井を付けてしまうとせっかくの性能が台無しになってしまうのがこの工法の弱点。ずば抜けた性能を得るためには何かを我慢しなければいけないとなると、多くの日本人には受け入れることは難しい事かもしれません。
弊社のお客様と住まいに対する希望の話をしていると、住まいに対するイメージは百人百様なのだとつくづく思い知らされます。価格・デザイン・性能・信頼性・ブランド・オリジナリティ、など選択しなければならない事は山ほどあるのですが、営業マンは「我社の製品が一番です。」と口をそろえてアピールします。それぞれが嘘を言っているわけではないのでそれなりの説得力があり「だったらそれでいいか。」となってしまうのが今の住まい探しの現状なのでしょう。
それでは嫌となると星の数ほどあるハウスメーカー・工務店の話をすべて聞いて取捨選択することになりますが、もちろん不可能です。
「どんな営業マンとつきあえばよい?」とお客様に聞かれることがあります、答えに窮するのですが、あえて言えば“自社の悪口を言える営業マン”でしょうか。熾烈な競争を強いられる住宅業界の営業マンに望むことは難しいかもしれませんが、かつてユニクロが「ユニクロに悪口言って100万円」というキャンペーンを展開して評価を受けたように、自社の問題点をどうどうと言えるようでなければお客様の評価を得ることはできない時代が来ているのだと思います。
そのような営業マンに出会えることが期待できない場合は、購入者の立場に立った第三者がサポートをするのがこれからの住まいづくりの主流になるのではないでしょうか。
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