「家」にとって最も重要な事。
2014・1・17
今日で6400人以上もの命が失われた阪神淡路大震災の発生から19年をむかえました。テレビなどのメディアでは経過とともに年々取り上げられることが少なくなってきたような気がします、多くの犠牲に報いるためにもこの日を忘れず、教訓を生かしていかなければいけません。
毎年この日に思うのは建物の耐震性に対する興味の希薄化です。阪神淡路大震災の直後は住宅を建てる時、誰もが耐震性を第一に優先したのですが、残念なことにその傾向は年々弱くなっているように感じます。
建物のプランをたてるとき、初めは間取りやデザインから入ってしまいがちですが、それらを先に決めてしまうと後から耐震性能や防火性能を満足する物にできなくなってしまう事があります。プレハブメーカーの企画商品などで高い耐震性能や防火性能を標準化している建物では、制約の中でプランを決めていくので一定の性能は確保できますが、在来工法などで自由にプランを決めてしまうと後になって耐震性や防火性を高めようと思うとまったくプランが成り立たなくなる事もあります。
諸費用面でも違いがでます、例えば火災保険では構造や耐火性能別で保険料が大きく差が付きます。一般的な構造級別(これをH構造と呼びます)と高性能な構造級別(これをT構造と呼びます)とで比べた場合、火災・地震・家財などの保険を長期で一括加入した場合は保険料が百万円ぐらいH構造の方が高くなることもあります。
災害が起きたときに経済面で頼りになるのが保険ですが、その保険会社が建物の性能によって保険料にこれだけの差をつけるのはそれなりの理由があるからでしょう、保険料が安いという事はそれだけリスクが低いと判断しているからです。建物の性能を上げると、もちろんコストアップしてしまいますが、災害がおきたときにはそれだけの働きはしてくれることでしょう。
家の最も重要な役割は家族を守るシェルターであることです。
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