工期の短い建築会社は手抜き工事をする?
2013・09・30
残暑という言葉が似合わず、真夏のように暑かった9月も今日で終わり。私は秋の花粉症なのか、先日から鼻がムズムズしています、体調を崩しやすい時期です、皆さんもお気を付け下さい。
土地活用でお手伝いさせていただいた、建物(自動車ディーラー)の引き渡しに立ち合ってまいりました。某大手建築会社の施工でしたが、着工当初は工期に大変無理があり、かなりの不安があったのですが無事に約束通りの工期で間に合いました。
その建築会社はプレハブ住宅でブランドも持っているので、戸建て住宅も数多く施工されています。プレハブ住宅は基本的な品質の高さと、質のばらつきの無さが特徴ですが、工期の短さも長点のひとつです。
住宅建築の工期は元から「何か月かはかかるだろう。」と思っている方が多いので、あまり気にされないかもしれませんが、早く建てることができるという事は、安く、品質よく、建てるということにも繋がります。
“早く建てる”と聞くと手抜き工事や欠陥工事を連想される方がいらっしゃいますが、必ずしもそうではありません。むしろ現代では無駄に長い工期は、建築費の上昇、施工ミスの温床となっています。
伝統的な土壁の工法であれば乾燥までの養生期間を長くとらないといけないので「短工期は手抜きだ。」となりますが、現代では現場で乾燥が必要なのは基礎工事と左官・塗装工事くらいで合わせても数週間で十分です。材料は既に充分に乾燥された部材を持ち込みますので、屋根工事や外壁工事に無駄に時間をかけると持ち込んだ部材が、雨や夜露で湿気を帯び品質を劣化せることになります。
無駄の排除ができないとか施工管理者の能力不足で工期を短縮できない業者は、「あまり早くできちゃうとありがたみが無いですよね。」などと自分を正当化しようとしますが、たんなる言い訳にすぎません。
二千万円借り入れをする人は、概ね一日当たり千円程の金利を支払うことになります。一か月で三万円、三カ月で十万円、さらに仮住まいやアパートの家賃も余計にかかることになります。
決して冒頭のプレハブメーカーだけを推奨するわけではありませんが、「早く建てることができます。」といえない建築会社はお客様に安く提供しようとする努力を怠っているといってもよいでしょう。
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