住宅営業マンの断り方。
「住宅メーカーや工務店と話をしてみたいが工事をお願いできないときに断る自信がない。」意外に多くの方が断る方法について不安に思っているそうです。そこで、
“住宅営業マン撃退法”
“住宅セールスの断り方”
“迷惑営業”
などとインターネットで検索をするといくらでも出て来ます。よくあるのが「毅然とした態度で断る。」ですが、初めからこれができたら困りません、毅然とした態度がとれないから断れないのです。
次に「親戚の大工で建ててもらいます。」などとその場しのぎの嘘をついて断る方法を勧める人もいますが、もともと嘘ですからいつかはばれますし、やはり嘘は相手に対して失礼です。
今でも覚えていますが、私が住宅営業マンをしていた時にいちばん心に響いた断り文句はこうでした、
「あなたの提案に興味を持ち、素晴らしいと思ったのは事実ですし、これまでのあなたの行動と熱意にはとても感謝しています。しかし検討した結果、今は他の会社の商品により興味を持っています。自分達の時間はそちらに使うのであなたに回す余裕はない、もしあなたの提案を再検討することがあれば必ずこちらから連絡をします、これまで本当にありがとう。」
ただ単に断られるのではなく、真摯な態度で感謝・評価され物理的(時間をとれない)な可能性を否定されると、それ以上は食い下がることができなくなってしまいました。
断ることができないのは、それまでは良好な関係だったのに、相手を傷つけてしまうのではないか、断ってもしつこくされるのではないか、というような小さな恐怖感があるからでしょう。しかしそれを感謝と評価の言葉で包んでしまえば相手を傷つけることはありません。
さらに、皆さんが想像する以上に営業マンは断られることに慣れています。断られた端はショボンとしていますが、くるりと背を向けた途端にもう忘れていますから大丈夫です。
私を撃沈したそのお客様は、当時は小さな光学機器のメーカーの社長でしたが、現在では上場されて大企業の仲間入りをされてみえます。そういえばその方は自宅が完成したときにわざわざ連絡をいただき、見学をさせてくれました、あれほど悔しい見学会はあれきりです。
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