ハウスメーカーの会社の規模より重要な選択肢。
かなり前になりますが、私がハウスメーカーで現場監督をしていた頃、他の販社との交流で意見交換をする機会が何度もありました。現場担当者向けの研修会では同じメーカーでありながら、「うちではこうやって施行している。」とか「うちではそんなことは面倒くさいのでやらない。」など同じ商品を同じマニュアルでつくっているとは思えないような有様だったのを思い出します。
大変恥ずかしい事で、今なら赤面してしまいそうな事を、当時の私はそれほどの疑問も感じずに「大手ハウスメーカーであっても、監督のさじ加減で現場の施工方法が決められてしまうものなんだ。」と受け入れてしまっていました。
建築現場をご覧になったことが無い方だとイメージがつきにくいかもしれませんが、特に大手ハウスメーカーのように自社では直接施工せず、全て若しくはほとんどの施工を下請けにまかせる場合、注文した会社の社員で建築現場にいるのはいわゆる現場監督と呼ばれる人ぐらいで、その他は全員下請け会社の社員か個人事業主の職人さんです。
そのような環境の中で最も年齢の若いのがハウスメーカーの社員である“現場監督”ということは珍しくありません。現場監督は早ければ入社して1年もしないうちに一人前として現場を任されます。
本来ならば現場で働く人たちを指導しなければいけない立場であるにもかかわらず、その相手が自分の親かそれ以上のベテラン揃いであると、余程の神経の持ち主か、自分の技術に相当の自信が無ければ対等には扱ってもらえません、ほとんどの場合は名ばかりの監督で実態は小僧扱いです。
工業化が進んだハウスメーカーの商品でさえ、監督の指導ひとつで出来上がりには数段の違いがでます。もちろんハウスメーカーも品質のばらつきが出ないように、指導やマニュアル作りを行うのですが、肝心の現場で指導する立場の人が小僧扱いであればせっかくのマニュアルも絵に描いた餅になってしまいます。
現場で働く職人さんたちの殆んどは良識をもって良いものを作ろうと努力していることは事実ですが、現場でリーダーシップを発揮しなければいけないはずの人が何もしなければ、どんなに大きな会社の商品であっても問題だらけの家が出来上がってしまいます。
会社の大きさで、家の出来上がり具合は決して保証されている訳ではありません。
そこでハウスメーカーの方へ提案です。『現場監督指名制度』をつくってみてはどうでしょう?過去の経験や社内表彰歴などを基準にお客様が自由に選べる制度をつくれば、お客様も安心して任せることができるようになりますよ。
写真は今日から始まったjazz street 岡崎のオープニングパレードに出演された海上自衛隊鶴舞音楽隊です。康生地区にこんなに大勢の人が集まるのは久しぶりです。(でも、今年のパレードはずいぶん短かったような気がします。自衛隊もいろいろ忙しそうだからかなぁ~。)
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