「自己資金ゼロでも大丈夫ですよ。」?
過日お会いさせていただいたお客様(ご主人40代地方公務員、奥様パート勤務、中学生のお子様一人)は、現在はアパートにお住まいですが、これから両親との同居の為に2世帯住宅を建築するとのことでした。そこで資金的な不安があるということでライフプランを作成させていただきました。
ヒアリングをしていると貯蓄額が「ほとんどありません。」という回答です、初めは何かの間違いだろうと思い、「へそくりはいくらですか?」と聞き返したのですが、真顔で同じ答えを繰り返されました。
お勤め先も安定してみえますし、家族構成も無理があるようには感じませんので、理由をお聞きしてみると、実は今まで住居費を二重に支払っていたので貯蓄に回せる余裕がなかったとの事でした。
このお客様は、自分のアパートの家賃の支払いと親の住宅ローンの支払いを同時に行っていたそうです、それでは貯蓄は難しいのも納得です。
住宅展示場に行ったときは、営業マンに職業と年齢を聞かれただけで高額なプランを勧められ、返済できる自信がおきなかったそうです。営業マンは返済能力を考えるのではなく、借入能力で判断します。お客様の個人的な背景よりも、自社の商品を買ってもらえるかどうか、銀行からお金が借りられる人かどうかでお客様をふるいにかけます。
後日、このお客様は奥様のご両親から、かなりまとまった金額の支援金がいただける事になったとの事でしたので、「それなら大丈夫でしょう。」ということになりました。
勤務先がしっかりしているとしても、住宅取得の際にはきちんとした「ライフプラン」は作る必要があります。営業マンの「自己資金がゼロでも大丈夫ですよ。」や「皆さんこれくらいのローンは組んでみえますよ。」などの根拠のない話は鵜呑みにしてはいけません。
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