住まいを購入すると損をする?
住まいを探している方から「今、家を買っても今後は値下がりするんじゃないですか?」と質問を頂く事があります。私の答えとしては「土地の価格の上下については、予測はつかないが、建物価値はまず間違いなく下がります。」と答えます。「答え」になってない答えかもしれませんが、今の私ではそれ以外の返答が思い浮かびませんでした、でもこれからは土地については返答が変わりそうです。
先日国土交通省が、国際指針に沿った住宅に関する「不動産価格指数」の試験運用を開始し、8月29日から毎月公表していくと発表しました。ではその不動産価格指数は何のために公表されるかというと、
○全国・地域毎に不動産価格の動向を毎月把握。
○不動産市場の過熱や冷え込みの適時・的確な把握により財政・金融政策に寄与。
○不動産市場における透明性向上により、国内外の投資家や個人による不動産取引の活性化
というのが国土交通省の目論見のようです、一般の方から見ると驚かれるかもしれませんが、今まで不動産の価格の動向については、タイムリーなデータを国は公表してきませんでした。今頃になって国際通貨基金の勧告によって公表に踏み切るようです。
このデータの公表が、これから住まいを探す方に今すぐ影響を与えることは無いと思いますが、データが蓄積されれば短期的な今後の予測がだれでも立てられるようになるでしょう。
国交省の発表資料によると、公表する目的のひとつに「資産デフレからの脱却」と明確に示しています。裏がしていえば、今後は資産価格を上昇させることに舵を取るという事になるのでしょう、Jリート市場や不動産投資市場の活性化が国の再生戦略になると位置づけています。
投資マネーが過熱しすぎると、一般の方の住まい探しに影響が出ることになりますので歓迎できませんが、冒頭のお客様からの質問に対する不安を解消するには、物価の上下に同じた価格変動が望ましいのかもしれません。
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