新築VS中古 ②
〇最新の建築基準法に適合していない場合がある。
〇設備が経年劣化している。
〇間取りが希望に沿わないことがある。
〇税制面の優遇が少ない。
〇保証が付かないことが多い。
等々でしょう。さらには“古い”というイメージや、とにかく新築ではないという変えられないイメージが付くこともあります。
中古住宅の場合は購入後にほとんどの方がリフォームをされます、平均的な費用は500万円前後の工事費だそうです、もちろん建物状況と好みにより工事費は変わりますが、新築に比べれば5分の1程度で済みます。仮に新築と変わらないようなリフォームで、同時に耐震性能を高めるような工事を行なっても新築の6割程度の費用で済みますので、新築よりも700~800万円程度は安く済ませることは可能です。
リフォームを行えば、構造への不安や経年劣化による見た目の悪さは相当改善もしくは向上されます。工事費に余裕があれば間取りの変更だって可能です。そうなると最大のハードルは保証が付かないという事と、税制面での不公平感でしょうか。
現在、行政もそのような傾向を変えようとして、いろいろな施策を打ち始めています。ひとつは中古住宅に対しての「インスペクション制度」の導入です。
中古住宅のインスペクション制度とは、インスペクターと呼ばれる検査員が、売主や不動産業者とは利害関係のない第三者の立場として中古住宅の性能(耐久性や機能レベル)を検査し、問題の有無を明確化させることです。そうすることにより、売主は売却後に建物の瑕疵が露見して賠償請求されることを避けられ、買主は第三者が公平な目で検査をした建物として安心して購入することができます。
検査も100%完全とは限らないので、もし瑕疵が発生しても“国が下支えする保険”の加入により、莫大な費用負担を売主・買主共に負担することが無いような仕組みも導入されてきています。
中古住宅の税制については今のところ新築を上回る特典が与えられているわけではありません(特に中古が不利というわけでもありません)。この点が改善されれば中古住宅のイメージがさらに良くなるのではないでしょうか。
見逃しましたが、福原愛ちゃん、敗退だったのですね。彼女なら次のオリンピックまで頑張ってくれるでしょう(頑張って欲しいなぁ~)。