空飛ぶ家
日本各地で豪雨による災害が頻発しています、不幸にもお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族・ご関係者の方々へは謹んでお悔やみ、お見舞い申し上げます。
災害大国日本に住む限りは、できるだけ被害に遭わないように、自らも最大限対処しておかなければなりません、技術はどんどん進歩しています。
先日、「エアー断震」という地震の揺れに対抗するシステムを持つ工務店の社長さんと知り合いになりました。エアー断震とは圧縮空気で住宅を持ち上げることで、免震効果を得るシステムです。地震(P波)を感知すると1秒ほどで建物が浮き上がるようになっていて。空気が外へ逃げないようにするために、基礎と人工地盤の間にステンレスのエアシールを挿入している。このエアシールからは少し空気が漏れるが、建物を浮かせるだけの気密性はあるとか。空気が多少漏れるために、地震後には自然に元の位置に戻るそうです。
簡単に説明しますと、地震がおきると建物が宙に浮き、地震の影響を遮断するという仕組みです。目から鱗の画期的な方法ですね、今までの家は、どうやって地震の揺れに抵抗するかということにばかりこだわってきましたが、地震の揺れと建物を切り離してしまえば、どんなに揺れても怖くありません。
システムは、普段からコンプレッサーに圧縮空気を貯めておき、いざ地震となったら揺れが来る前に自動で浮き上がるそうです。欠点は、電気が無いと圧縮空気を作れないので、停電になると機能麻痺になりますが、バッテリーを搭載しているのでその点も心配無いそうです。
岡崎市でも既に建築中の物件があるそうです、これからどれくらい広がりを見せるかわかりませんが、価格次第では浸透していくかもしれませんね、東日本大震災でもこのシステムを搭載した家屋は被害ゼロだったそうです。