宝物とその親も大切にしましょう。
子供は国の宝といいます、それなのに生まれてくるのがどんどん遅くなるのは何故でしょう?
平成23年の人口動態統計が発表されました。年々上昇していた第1子出生時の母親の平均年齢は前年から0.2歳上がって30.1歳となり、初めて30歳を超えました。
晩婚化が進んでいるので初産の年齢が上昇するのは当然ですが、このまま上昇を続けるとどうなってしまうのでしょうか?
平成17年の初産の出産年齢が29.1歳でしたので、わずか6年で1歳も上昇しました。このことを住まいの購入年齢の上昇化と結び付けて考えれば納得いきます、若い世代が住まいを買わないのはこういうところにも理由があったのでしょう。
住まいの購入動機の一番は、家族が増えて手狭になったからという理由がダントツです、この理由を裏返してみれば『家族が増えなければ住まいを探す理由が無い。』ということにもなります。まったく必要が無いのであれば買わなければ良いのですが、必要になる時期が遅くなるだけという事は様々な問題が発生します。
最大の問題は住宅ローンです。購入時期が遅くなり、支払い期間が変わらないとすれば、当然に支払いが終わる時期も遅くなります。30歳で子供が生まれ、子供が部屋を欲しがる10歳ぐらいに住まいを購入すれば、本人は既に40歳です。そこから35年ローンを組めば支払終了は75歳となりますので、引退後も長期間にわたり住宅ローンを返済することになります、よって現実的ではなくなりますので、購入意欲は低下するのはいたしかたありません。
では、これから住まいを探す方はどうすれば良いでしょう。この状況(購入時期が遅くなる)を生かす妙案はたったひとつ、いかに自己資金を増やすことに目を向けることができるかどうかにかかっています。方法はいろいろあります、とにかく節約してお金を貯めるもよし、今のうちに夫婦で一生懸命働いて貯めるもよし、親孝行して贈与をねだるもよし(笑)。“いつまでに住宅ローンを終わらせるのだ”という強い意志と計画(ライフプラン)を持てば大丈夫、努力無くしてマイホーム無し!
がんばれ子育て世代!