お家の進路相談所スタッフブログ

住宅展示場を利用しよう。

 

 

 住まい探しをするときに、多くの方は住宅展示場や見学会などに出向かれます。住宅展示場は最新の建築情報を教えてくれたり、デザインや間取りの参考になったりで日本の住宅産業には欠かせない存在です。

 

 私自身も住宅展示場において来場者の接客を経験した身ですが、本当にいろいろな方がお客様として来場されます。なかには展示場でのイベントだけが目的で来る人もいれば、真剣に購入を検討している人まで一見しただけではわかりません。

 

 そもそも「住宅総合展示場」とは何でしょうか?まず「住宅総合展示場」は新聞社やテレビ局などのマスコミ(広告会社)が運営していることが多いです、その理由は、住宅会社は年間に莫大な金額の広告費を使います、その広告費を支払うのが広告会社です、広告会社はイベントを企画したり宣伝するのが得手ですし資金力があります、そういった繋がりから広告会社が「住宅総合展示場」を運営している場合が多いです。運営者の目的は明白です、たくさんの会社のモデルハウスを並べて建てて、見学してもらい、そのなかのどこかの会社で家を建ててもらうのが目的です。

 

 「住宅総合展示場」に出展しているハウスメーカーは住宅総合展示場の運営会社に請願されて出展します。年間に150万件も住宅が建築されていた頃は出展場所を奪い合うような状態でしたが、現在では撤退が相次ぎ歯抜け状態になっている住宅総合展示場もあります。

 

 住宅総合展示場の運営会社と出展ハウスメーカーが協議をして集客のためのイベントなどを企画します。お子様がいらっしゃるご家族が大変重宝する“アンパン○ンショー”とか“機関車トー○スショー”や“プリ○ュアショー”などのイベントがそれです、私も子供が小さかったころはとても助かりました。

 

 イベントだけが目的で住宅総合展示場に出向くことに抵抗がある方がいらっしゃるかもしれませんが、展示場側はそれだけでも大歓迎です(たぶん)。閑古鳥が鳴いているイベントよりも「サクラ」だけでもいた方がましだからです。それ以外にも年中趣向を凝らしたイベントを開催していますので、安近短でレジャーを済ましたい方にはお勧めです。

 

 但し、だれでもお気づきでしょうが、そういった費用は最終的にはお客様が負担することになります。大勢でアンパン○ンショーを観ようが独り占め状態で観ようが、その費用はその展示場に出展しているハウスメーカーで家を建ててもらう人が応分に負担する仕組みです。

 

住宅展示場に出展するハウスメーカーに勤める営業マンは、自社のモデルハウスに来場されたお客様を必死になって対応します。どのお客様が真剣に購入を考えているかはわからないので、とにかく来場した方には食らいついて離れません。莫大な広告費を使って来場されたお客様を素通りで帰してしまっては、自分が上司から大目玉をくらってしまいますから。

 

元ハウスメーカー営業マンとして住宅展示場に見学に行くときの心得は、

・営業マンは自分にとって都合のいいことを、いかにも常識のように言う。

・「見るだけ」であればハッキリと相手に伝える、アンケートを強要するようなら毅然とした態度で断る。もし、席に座るように勧められても絶対に座らない。

・情にほだされない。営業マンの目的は明白である、家を買ってもらうためならいくらでも熱心になれる。

・個人情報や要望を開示するのであれば小出しにしない。小出しにすると後に自分の手間が増えるだけになる。

 

 

さぁ、覚悟を決めて展示場に行こう!!

 

 

 

 

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