震災後ののマンションの選び方。
♪雪~が解けて、川~になって流れてゆきます♪(若い方にはわからないですか?)今日の岡崎は、日中は暖かでしたけど風が強かったですね、“春一番”だったのでしょうか?
意外なことに、これからのしばらくの間は風による建物被害が多く報告されます。(もしそんな被害に遭われたら、火災保険が使えることがありますから一度保険会社に聞いてみてください。)風の被害に関わらず、マンションも戸建ても、その建替えサイクルは、30年から40年と言われています。そして、古くなればなるほど、修繕などが必要になって、そのぶんお金がかかります。戸建てなら、リフォームしながら、ダメなら雨漏りを我慢して住むということができますが、マンションの場合には、そうはいきません。
管理や修繕のよくないマンションは、住むに住めない、売るに売れない、壊すに壊せないということが問題になっています。
あまりマスコミでは取り上げられていませんが、昨年の大震災によって被害を受けたマンションはおよそ8700棟あるそうです。
8700棟のうち、大破はありませんが、はりや柱がひび割れなどの補修が必要な建物は1200棟以上もあり、なかでも気になるのは1200棟のうち耐震強化をしたにもかかわらず破損した建物が900棟もあるということです。
阪神大震災の後に技術が進み、マンションの耐震補強は活発に行われましたが、それでも安心できないということでしょうか?これではますます売るに売れない、壊すに壊せないマンションが大量発生してしまうことになりかねません。
マンションは個人の意志で構造部分を修繕することができません、また、その修繕には大金が必要になります。こういった時の為にマンション入居者は管理組合へ毎月修繕積立金を支払うのですが、問題は積立金が潤沢にあれば良いのですが、足らない場合はどうするのか、今回足りても将来不足はおきないのか、想定外な事態に対応できるマンションはいったいどれくらいあるのでしょう?
今までのマンションは「眺望と管理」を買えといわれていましたが、これからはそれに「地震に強い構造」と「潤沢な修繕積立金」を足さないといけないでしょう。