新しい地震対策
断震システムをご存知でしょうか?という私も実は今までは名前ぐらいしか知らないのですが、今朝の新聞でも取り上げられていたので再度調べてみました。
従来の、地震に強い建物の構造としては、設計上において地震力に配慮された「耐震」、さらに建物の揺れを制御する機能を持つ「制震」、制震構造に地震力が直接伝わりにくくする「免震」というのが選択肢でした。その考え方とはまったく違うのが「断震システム」です。
断震システムは簡単に表現すると「宙に浮かぶ家」です、通常時は他の家と同じように建物と地盤はくっついているのですが、地震を感知すると自動で圧縮空気により建物を基礎から切り離し、15ミリ程度浮揚させるという仕組みです。
常に地震のリスクと向き合わなければならない日本では究極の仕組みかもしれませんね、気になるのは価格ですが、メーカーの宣伝では免震工法より安く、設置できる地盤の制限も少ないということですから免震工法より現実的です。
メーカーのホームページによると350万円からとなっています。これを安いとみるか高いとみるか、まだまだ検証が必要な気がしますが一年前の地震では効果があったそうです。
念のため付け加えますが、この断震システムのメーカーと私は何の関係もありませんので、特に宣伝するつもりもありません。ただし常に新しい技術については、アンテナを建ててこれからも発信していくつもりです。
よろしければ、メーカーのホームページはコチラ