お家の進路相談所スタッフブログ

「変動」か「固定」に悩む前に。

この季節、「ばながずばっでべなればぜん(鼻が詰まって寝られません)、だべがだじゅげで~(誰か助けて~)」、飲み薬が良いのか、点鼻薬が良いのか、飲み薬は飲むと眠いし、点鼻薬は効きすぎてなんだか怖いし、悩んでおります。

 

変動金利が良いのか、固定金利が良いのか、住宅ローンの選別で悩むのはまずここからでしょう、現状では支払い総額で比較すると、圧倒的に変動金利のほうが有利(経済的に合理的)です、されど固定金利の安定感も捨てがたい、悩んで当然ですね。

 

ところでどうして住宅ローンには変動金利や固定金利などの種類があるのでしょうか?もともとは「住宅金融公庫」が誕生するまでは、低金利かつ固定金利で、長期間にわたり住宅取得資金を融資する金融機関は存在しませんでした、そういった住宅ローンを国が用意することで、住宅の取得を後押しする為に「住宅金融公庫」が生まれました。

 

住宅金融公庫の誕生後は「住宅を買うときは公庫があたりまえ」ということになり、その時代が長く続きましたが、民業圧迫の批判により住宅金融公庫は廃止され、「住宅金融支援機構」が変わりに生まれました。その後、競争が生まれて金融機関がこぞって住宅ローンに参入し、対抗商品として超低金利の変動金利型住宅ローンが生まれました。現在では、「固定金利」より「変動金利」の方が、「固定金利期間選択」も期間が長いものより短いタイプの方が、金利が低いという状況ができたのです。

その理由は、お金を貸す銀行側の立場で考えると簡単です。将来、金利が上昇した時に損をしないように、金利変動した際のリスクを借り手(住宅購入者)に持ってもらうのが得策だからです。そのため「変動金利」「期間が短期(1~3年)の固定金利期間選択」は、その分金利が低くなっているということです。

 

 「変動金利」・「固定金利」それぞれ誕生した理由も性格もまったく違うわけです、ですから本来は比較して検討すること自体にムリがあるのかもしれません。ただしその性格の違いから考えると、目一杯ローンを組む予定の方は、固定金利で返済額を安定させる方が安心だと思います、一方、資金的に余裕のある方は、金利上昇時に繰上げ返済するという前提で、金利の低い変動金利を選択して元本返済を優先させるという選択もありかもしれません。

いずれにしても、住宅ローンの返済は長期間に渡りますので、単純に目先の金利だけで判断することなく、将来的に金利が上昇しても完済できるように、ご自身のライフプランと相談しながら選択することをお奨めします。

「いくら借りられるかではなく、いくらなら返せるかが重要です。」

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