お家の進路相談所スタッフブログ

住宅展示場でアンケートを書きたくない人は。

住まいの購入や賃貸の相談に不動産業者へ出向くと必ずと言っていいほど『アンケート』への記載を要求されます、しかしこのアンケートの用紙はアンケートとは名ばかりで、個人情報の塊を提供してくださいと暗に要求されているものです。

 

ひどいアンケートになると、いきなり年収や現在の借金の額などの初対面の他人には普通は明かさない情報まで求められます。本当に信頼のおける担当者であり、且つ信頼のおける会社であれば情報を提供しても良いですが、本来、初対面ではそこまでの情報を必要とすることは少ないのです。それでも営業マンが情報を求めてくるのは、顧客を逃がさないようにするのと会社のマニュアルでアンケートをもらわないと自分が怒られるからでしょう()

 

年収や現在の借金の額などは、ローンを組む場合は必要になる情報なので最終的には必ず明かさなければなりません。いつかは情報を与えるのですから早く与えても良いのですが、与えるのであれば正確な情報を提供してください、あいまいな情報だと後にそれが原因で、融資が受けられないなどの大きなトラブルになることがありますから。

 

以前、私がお付き合いさせていただいたお客様でこんな強者がいらっしゃいました、その方は住宅展示場へ見学に行くとどこでもアンケートを書かされるので、アンケートを求めてきた営業マンに、

「書いてもいいけど、その前にあなたの自宅の住所や電話番号などアンケート用紙に求めている個人情報を先に私に教えてください。」

と逆に要求したそうです、そうするとほとんどの営業マンは苦笑いのうえ、

「名字だけで結構です~。」

と引き下がったそうです。

 

ただし私たち宅建業者は、宅地または建物といった依頼者の重要な財産について、相談を受けたり、取引に関与したりして他人の秘密を知る機会が多いので、業務上知り得た他人の秘密を守ること(でも守らない輩もいるから困りものです)をとくに強く法律で義務付けられています。宅建業者およびその使用人、その他の従業者は、正当な理由がなければ、その業務上取り扱ったことについて知り得た秘密を他に漏らしてはならず、宅地建物取引業を営まなくなった後、またはその使用人等でなくなった後でも同様とされていますので、信頼できる相手には正確な情報をタイミング良く提供してあげてください。

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