自営業者の方もあきらめないで。
自営業者の方から住宅ローンが不安だというお話をお聞きします、どうして不安なのですかと伺うと「そもそも自営業者には銀行は住宅ローンを貸さない」とか「貸してくれないという話しを聞いたことがある」とかあまり根拠のないネガティブな情報に振り回されて信じ込んでしまっているようです。
金融機関が住宅ローンの審査を通さない主な理由としては次のようなものが挙げられます。
1. 年収が基準に満たない。
2. 勤続年数が少ない。
3. 過去にクレジットカードや各種ローンでの事故歴がある。
4. 団体信用生命保険に加入しない(又はできない)。
等々なのですが、収入関連についてはきちんと申告さえしていれば問題ありません(もちろん黒字になっているのは当然ですが)。カード類での事故は会社員であっても同じことですから個人の問題です。団体信用生命保険については借入れ条件として必須になっている場合はこれも会社員と同じです。
ということは基本的には
“自営業者=住宅ローンは借りられない”
という図式は成り立ちません、ただし厳しくみられるのはあります。例えば返済比率であったり、頭金の比率であったりはサラリーマンよりも厳しくみられます。
過去の時代はたしかに自営業者の方はとても住宅ローンを借りるのは困難でした、その頃の名残でいまだに“自営業者は借りられない”というイメージがついているのでしょう、ただし現在では例えば住宅金融公庫が住宅金融支援機構(フラット)に変わり随分と使いやすくなりましたし、民間金融機関も融資基準を改めているので状況は様変わりしています。
自営業者の方の場合は節税・節約のために、所得の申告を少なくしたりしている方が多いのですが、金融機関が信じるのは確定申告しかないのでホントはもっとありますよといってもダメです。住宅取得を真剣に考えているのであれば申告の仕方も変わってきます、何が自分にとって一番有利なのか冷静に判断されるのが住宅取得の近道です。
また、購入したい物件によっても使える住宅ローンは変わってきます、早い段階で自身がどんなローンが使えて、どんなタイプの住宅が購入できるかを見極めておく必要もあります。
昨日は暖かく感じた岡崎市でしたが、今日は雪がちらほら降っています、明朝も雪の予報ですね、バレンタイン寒波なんていうのがやって来るそうです、皆様足元にはお気を付け下さい。