営業マンの親切な言葉の裏側に注意。
さ、寒い~、ゆ、雪が降ったりやんだりしている~、今日の岡崎市です。明日の朝も降雪の予報ですので通勤がちょっと心配です、でも雪景色は好きなので見てみたい気もする複雑な心境です。
先日、知人の紹介のお客様から気に入った物件があるので相談に乗ってほしいと依頼がありました、お話を聞いてみると今まで住宅購入は考えていなかったが、たまたま見学した物件を家族も気に入った様子なので買いたいとの事でした。
そのお客様に購入に対しての資金計画をうかがってみると、借入金がある上に自己資金はほぼゼロ、近親者からの支援はこれから相談という状況との事。この状況をその物件の販売元の会社の営業マンに伝えたら、
「他の借金も含めてなんとかしますよ。」
という返事だったそうです、お客様はそのセリフを聞いて我に返ったので相談に至りました。「なんとかする」というのは問題をうやむやにしたり、無理をするときに使う言葉であって、正常な状態で使う言葉ではないでしょう、サラッとそんなセリフの出る営業マンは普段どんな売り方をしているのか甚だ疑問です。
低金利や税制の優遇措置など、買い手にとっては追い風ともいえる状況が続いています、でも無理な資金計画は禁物。「頭金ゼロ」や「融資可能金額の上限ギリギリ」といった条件でも、審査は通りますが返済できる保証が有るわけではない。しかし将来的に金利が上がる・収入が減るというリスクもないわけではない。家計をよく見直し、上手にローンを利用することが大切です、住宅購入はライフプランを行ったうえで計画的に購入するべきものです、衝動買いできるほど軽い買い物ではありません。
そのお客様は結局、今回の購入は見送るようです、賢明な判断ではないでしょうか。