相続税の増税?
岡崎では今日も雪がチラチラ降りました、気温もあまり上がらず寒い一日でした。通勤途中のラジオで言っていましたが、2月はもっと冷えるそうです、冬だからしょうがないですけどね、春が待ち遠しいです。
この季節は政治の世界では来年度予算の件で賑やかになります、このところの増税ブーム(?)でいろいろな税制が改正されそうですが、昨年より囁かれている相続税の改正(改悪)が気になります。
従来の相続税は全体の5%程度の裕福な財産家しか関係なかったのでマイホームの取得には影響はなかったのですが、予定通りの改正になれば「関係ないね~」では済まなくなるかもしれません。今までは配偶者と子供二人の場合、相続財産が8000万円を超えなければ相続税を納める必要はありませんでした、それが今後は4800万円を下限にするとの事ですので、今後は該当する方が大量発生(虫みたいな表現で申し訳ありません)するでしょう。
財産といっても一般の人の場合、現金のような金融資産ではなく、自宅の土地と建物が財産のほとんどを占めるでしょうから、住宅ローンが終わっていて退職金を受領直後の人などは要注意です。
もっとも自宅については「小規模宅地等の特例」等の減免措置がありますので、だれでも簡単に晴れて(?)相続税納税者の仲間入りをするわけではないのですが、もし納税者になる場合は、お子さんが一人だとすると自宅を売るしか納税する手段がない場合も考えられます、そうなると悲劇ですね、せっかく財産として残してあげたかったのに手放さざる得ない状況になるというわけです。
たとえ増税が避けられないものだとしても、庶民の夢のマイホームを手放さなければいけなくなるような改悪はやめてもらいたいです。