住宅ローンは不安ですか?
住宅ローンの不安とはズバリ「借金を抱える」ことでしょう、自家用車の購入などでローンを利用したことがある方は多いのではないでしょうか?。しかし、その10~20倍の何千万円の借金となるとその金額の大きさに不安になるのだと思います。
ただし、自家用車のローンと大きく違う点は、住宅ローンの支払いがなくとも、賃料の支払いが必要になるという点です。
自家用車のローンは車を買わなければ借金する必要が無いのですから、いわば要る人と要らない人に分かれるものです。
一方で住宅ローンは、実家暮らしで無い限り、賃貸住宅の賃料の支払いが必要になりますのでそれに代わるものと位置づけることができます。
何千万円と考えると不安感が出てくるのは当然かもしれませんが、賃料も今後支払う総額を考えれば同じような金額になるかも知れません。賃料の支払いなら不安を感じないけれども、住宅ローンとなると不安という方は、少し視点を変えてみましょう。
では、主な不安の要素を少しでも軽くするためにできることを考えてみると。
将来の収入や生活に不安があったり、最近収入が減ったような場合は「このくらいの収入なら稼げる」という限界ラインを考えてみましょう、そのうえでどのくらいの借り入れが可能か計算してみます。また、収入が減った方の場合は、無理をせずに今の収入水準で計算してみましょう。
今後は介護費や教育費もかかるし、など将来の支出に対しての不安がある場合には、ファイナンシャルプランナーに依頼してキャッシュフロー表を作ってみるなどで、具体的にいつどのくらいの出費になるのかを把握することで問題点が見えてきます。
自己資金・頭金が不十分の方は、最低限諸費用分程度の貯蓄はあったほうが良いですが、物件価額の2割、3割まで自己資金を準備するのは、賃料を支払いながらではなかなか大変です。数年で貯まる見通しがあるのであれば、待つのも一つの手ですが、見通しがないままズルズルと購入時期を延ばすよりは、無理のない借入金の範囲内で購入することも検討してみましょう。
ただし、住宅購入以外にも、老後の資金準備など貯蓄が必要なものがあります。さらになぜ貯蓄ができなかったのかの検証をすることも大切です。
漠然とした不安を見直してみると、借り入れできる限度額や購入可能な予算が出てきます。実際に数値を見ると、落ち込んでしまうこともありますが、いくら不足しているのか、それを補うためにはどうすれば良いのかなどの問題点に変わってきます。
問題点が具体的にわかれば、対策を講じることができ、結果的に前進していきます。何かしないと最初の一歩は踏み出せません、何の迷いもなくマイホームを手にした方を私は見たことがありません。
私も住宅ローンの返済を続けている身です、借り入れの書類を作成するときは、わかっていても少々緊張しました、でも後悔はしていません、やっぱり家を建てて良かったです。