声をかけましょう。
今朝はちょっと期待していた雪景色にならず、残念なようなほっとしたような複雑な気持ちを朝一番から味わいました、「はっきりしてくれ~」と、ひとりで心の中で叫んでおりました。
マイホームを購入するのを決定する前に、どうしてもはっきりするためにしておかなければいけない事があります、それは『声掛け』です。声掛けと言ってもやたらに通行人に声をかけるのではなく、希望の物件の両隣であったり、地区の代表者であったり、もし購入したらずっとお付き合いの続くであろう方への声掛けです。
不動産業者の営業マンは法律や規則、物件そのものについては詳しく調べる能力と義務がありますが、その地域の住み心地や、日々の生活環境までは調査が及びません。そういった事は実際にその場所で暮らしている人に聞かなければわからないことが多いです、なのでゴミ出しの時間帯や夕方などの人の出入りの多い時間帯に物件を見に行き、そこで近隣の方にヒアリングをするのです。
ヒアリングの結果は決して良いことばかりではないのが普通です、それでもそのマイナスポイントを事前に承知しておくのか、後からしぶしぶ追認するのかでは雲泥の違いがありますし、事情によっては事前に解決できてしまうこともありますからね。
とはいっても知らない人に声をかけるのはなかなか勇気の要ることですね、でも一生の問題ですからここはがんばりましょう。声をかける時は正直に『この近所に引っ越すことを考えているのですが、このあたりの雰囲気を教えてもらえますか?』と聞けば大抵は教えてくれます、また、ヒアリングの対象は最低でも場所を変えて、同年代の人と年配者の二名以上に聞いたほうがいいです。
でも、このヒアリングでは私も失敗したことがあります。ある物件でちょうど4人ほどの井戸端会議に出くわしたのでそこに突入してヒアリングを済ましてしまったのですが、後日偶然その中のメンバーのひとりに聞いたらその時のメンバーのリーダー的存在が実は要注意人物だったのでいろいろな事実が歪曲化されてしまい、事実とはかけ離れたヒアリングになってしまったことに後で気づかされるという失敗です、井戸端会議のダークサイドを垣間見ました。