住宅ローン利用の実務上の問題とは。
今夜はしし座流星群のピークのようですね、天気も良さそうなので期待できそうです。
全国宅地建物取引業協会連合会が「平成24年度不動産税制に係る消費者実態調査」の結果を発表しました、この調査は全国の不動産業者を対象に消費税率を引き上げた場合に予測される影響や住宅ローンの利用の実態等をアンケート調査したものです。そのなかで住宅ローンを消費者が利用する場合の問題点について多くの回答が寄せられたのが以下の通りです、
・審査が厳しい。
・所得が下っている為(給料)親からの支援が無いとローンが通らない場合が増えている。
・ローン審査が厳しくなっている。
・公務員・準公務員は最優遇金利で問題なく貸してくれるが中小企業従業員や自営業の方には冷たく貸してくれない金融機関が大半である。最近特に住宅ローンが出にくくなっている。
・個人事業主についての融資が厳しいこと。過払い請求(消費者金融)をした人、また消費者金融を利用した人への融資が厳しいこと。
・消費者の勤務先を重視し(属性重視)、住宅ローンの手続が遅くなる銀行が多い。
・審査に時間がかかる、担保評価出し等、与信の見方も厳しい。
・買主の年収が少なくなってきている。
・正社員が少なくなっている。
・借入者の勤数年数でこまった。最近転職が多く年数が足りないで借入が出来なかった。
これは全国一律の調査ですが弊社としてもほぼ同じような感覚です、金融機関によっても違いますが、職業格差であったり会社格差が以前より深刻になっているようです。
私は大嫌いな言葉なのですが、金融機関はお客さまを『属性』という表現であからさまに差別します、しかも属性の審査は金融機関が一方的にブラックボックスの中で行うので本当に適切な審査が行われているか疑わしい場合もあります、もしご自身が上記のパターンに当てはまるようでしたら事前に入念な準備が必要になることもありますのでご注意ください、そしてご自身だけで解決を図るより、我々プロの手を使ったほうが有利な条件を引き出せる場合もありますのでどうぞご相談ください。
ソースはこちらです。
http://www.zentaku.or.jp/public/researchreport/pdf/20110704zeisei.pdf