お家の進路相談所スタッフブログ

土地測量の落とし穴。

 今朝の6時頃に朝焼けの西の空に浮かぶ月を御覧になられた方はいらっしゃいますか?まん丸で神々しいばかりに純白に輝く美しい月でしたね、まさに「お月様」と様付けで呼びたくなるような美しさ、カメラを持っていなかったのが残念でなりません。
 最近の他の残念といえば土地の測量のトラブルです、土地の面積には大きく分けて2種類の面積が有ります、大抵のお客様は面積が2種類あると説明すると驚かれますが、公簿面積といういわゆる登記簿に記載された面積と、実測面積という現地を測量して得た面積の2種類です。このふたつがまったく一緒であれば問題ないのですが、往々にして違っていることが多いのでやっかいです。
 近年に宅地造成されたような土地ならばまず問題ないのですが、何十年も前からの宅地や元は農地だったような所は要注意です。売主様が売出す前に測量をしていれば事前に解決できるのですが、売買契約を締結した後に、引渡しまでの間で測量する場合には思いもしなかったトラブルが発生します、最近の事例でやっかいなのはお隣さんが測量そのものに同意せず境界が確定しない場合です。この場合の原因は隣接者同士の人間関係が悪くなって隣人の頼みごとには一切協力しないという嫌がらせが原因ですから根が深いです。
 先日もこのパターンに遭遇しました、これ以上こじれるなら契約の白紙撤回もやむなしかなという雰囲気にもなっています、せっかく希望地が購入できそうだったので買主様は気の毒ですが、ムリに購入してお隣さんと最初からピリピリした関係というのも問題ですからいたしかたありません、長期戦に持ち込むならば『筆界特定制度』という新しい仕組みも出来たので利用してみようかなとは思いますが人間関係に司法の手を入れると孫子の代までひきづりそうな気がしますので・・・う~ん残念。

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