消費税とマイホーム
ここ最近に弊社にご相談の方で皆さんが気にしていらっしゃるのが消費税の増税です、野田総理は外国に出向いてまでも増税すると宣言していますのでいよいよ現実味を帯びてきたよう感じです。
増税の動向についてはニュース等で皆さんご存知のことでしょう、「2010年代半ばまでに消費税率を段階的に10%まで引き上げる方針」
とのことですが、そうするとあと2~3年で税率が倍になるということですがこれは大変な金額ですね、現状で請負金額2000万円だと消費税は100万円、それがプラス100万円必要になるということになります。
最近の住宅展示場ではこの話題でもちきりのようです、
『早く買わないと100万円損しますよ~』
と営業マンが親切そうに説明していますが本当にそうでしょうか?前回の消費税アップの際は、引上げ実施の半年前までに契約を結んでいれば、増税後の引渡でも旧税率が適用されました。
この方式が、次の税率アップの際にも適用されるとなれば、まだ時間的な余裕はあります。
ただしこんな事もあるかもしれません、前回の消費税の増税の時(平成9年)私は某ハウスメーカーに勤めていました、そのハウスメーカーは増税前の駆け込み特需のさなかこっそりと値上げをしていたのです、それでもお客さまはあわてているので注文はどんどん入ってきました。
でも特需の後には必ず閑散期がきます、そうするとそのハウスメーカーは値上げ分を元に戻して消費税がアップした分を値引きするキャンペーンを行いました(元の値段に戻しただけなのでハウスメーカーは痛くも痒くもありませんね)、消費者には太っ腹なハウスメーカーに見えたことでしょう。
もうひとつ前回の消費税アップの時に問題だったのは駆け込み特需による現場の職人不足です。絶対に期限を守らければいけなかったのでどの会社も不眠不休のような状態でした、そんな状態できちんとした品質の確保ができるのかとても心配です。
ちなみに意外に知られていませんが、土地の売買には消費税は不要ですので心配いりません(まさか法改正で課税されるようなことは無いと思いますけど・・・)。
いづれにしても焦りは禁物、踊らされないようにしましょうね。