基準地価が公表されました。
2016/9/23
先日、愛知県の地価調査の結果が発表されました。結果は4年連続の上昇でしたが、伸び率には陰りが見えてきています。
地域別の平均変動率をみると、住宅地では名古屋市で1.4％（昨年1.9％）、尾張地域で0.6％（昨年0.7％）、西三河地域で1.0％（昨年1.3％）の上昇を示し、知多地域で△0.7％（昨年△0.7％）、東三河地域で△1.2％（昨年△0.7％）の下落を示しています。中心部では上昇し、外側に向かって下落しているイメージです。
日本全体で見ても経済が活性化している地域は伸び、地方は衰退の一方です。愛知県はまるで日本の地価状況の縮図のようになっています、同じ愛知県であっても格差が拡がっています。
人口が減少する限り、おそらくこの傾向は今後も続くことでしょう。住まいに資産価値を求めるのであれば、下落地域を購入したとたんに、負け組が確定しますし、将来のインフラ整備や環境づくりにも影響されるであろうから、みるみるうちに資産が減少します。
下落が進む地域で住まいを購入しようと考えている方は、将来設計を入念に検討しておかないと、いつかは子孫たちに相続放棄をされるような住まいになってしまう事でしょう。良かれと思って購入した住まいが、負の遺産になってしまわないように熟考を重ねる必要があります。
私事ですが、連休を利用して高野山へ行ってきました。さすがに世界遺産だけあって荘厳な雰囲気には圧倒されましたが、一番驚いたのは外国人観光客の多さです。とくに早朝、散策をしているのは殆どが外国人で、一瞬ここがどこの国なのか疑問に思うほどでした。しかしそのわりには外国語での案内表示が貧弱だったのはとても残念でした、「おもてなし」を売り物にするのであれば、もっと外国人にやさしい対応をしないと、せっかく来ていただいた方に申し訳ない気がします。
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