お家の進路相談所スタッフブログ

早急に手数料の開示をするべき。

2016/9/13

 

 

金融庁は銀行窓口で販売される‟保険商品“の、銀行が受け取る販売手数料の率を来年にも開示させる方針です。どうしてふつうならナイショにしておきたい‟儲けの率”をバラさせるかと言えば、銀行が過度に手数料の高い商品を、顧客に強引に売りつけるケースが目立ち、これ以上は看過することができなくなったからです。

 

本来は今年の春頃にも開示させる予定だったようですが、マイナス金利政策などの影響で、銀行の収益が悪化したため反発を喰らい、先送りさせられたようです(まさか、このまま取り消しにならなければ良いのですが)。

 

つまり銀行は、「せっかく儲けているのに水を差すな。」と開示を邪魔するのですが、裏を返せばそれだけ大勢が‟保険商品“の本質を理解せずに購入させられているという事です。

 

具体的な商品名はひかえますが、手数料が10%以上(さらに高率もあり)の商品もあるので、ノルマに追われる「銀行員の格好をした保険営業マン」が、顧客の利益を無視し、自分と会社にとって都合の良い商品だけを売りつけるのはあきらかです。

 

性質が悪いのは‟保険“という名称を使い、実態は敬遠されがちな”投資商品“を販売している実態です。元本割れする可能性がある商品に‟保険”という名を冠し、見せかけの安心を与えたうえで、損失の可能性をオブラートに包んで売りつけるのは「顧客本位」とはいえません。

 

弊社の個人投資家の顧客の中にも、「保険はいいけど、投資商品は怖いから嫌だ。」と言われる方がいらっしゃいます。商品名から得られるイメージだけで判断してみえるようですが、多くの方が同様の考え方ではないかと思われます。高額な商品を、高額な手数料をもらいながら販売するのであれば、売り手にも高度な倫理観を求めます。

 

報道では一部の銀行が「自主的に開示」と伝えていますが、これまでさんざん売りつけておいて、白状するから勘弁してほしいとでも言いたいのでしょうか?

 

 

 

 

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