工事のクレームの責任は施主にもあります。
2014・08・30
注文住宅を建てる方は、建物の仕様や構造だけに興味を持つのではなく、その建築会社が施工中に現場周囲の住人にどれぐらい気を配れるかもよく調べないと、せっかく建てた我家が周囲から見れば増悪の対象になってしまうこともあります。
建築工事では様々なクレームが発生します、騒音、振動、粉塵、臭気等々まったく他人様に迷惑を掛けずに建築工事を行う事は不可能と言ってもいいかもしれません。少し前までは「こういう事はお互い様だから。」という感じで許容されていたことが、近年は些細なことでも大問題に発展することもあります。
どこまでが受忍限度なのか人によって物差しが違うので、工事担当者は細心の注意をはらって現場を差配しなければならないのですが、気を配ることのできない工事担当者は常にクレームを発生させます。さらには怒りの矛先は施主にも向かいます、「あんな会社に建てさせた施主も悪い!」ということで、新居に住んでニコニコしている方を苦々しく思うわけです。
では、どうすればクレームが起きないようになるのかと言えば、ほとんどのクレームは“始めの挨拶”で封印することができます。まったく迷惑を掛けずに工事をする事は絶対にありません、工事が始まる前に必ず世帯主が工事会社に同行し、しっかりと頭を下げ、迷惑の原因は施主の私にもありますと挨拶をしてください。それだけでほとんどのクレームは無くなりますし、「あの人はきちんと挨拶のできる人だ。」と近所の評判も良くなります。
最近では工事会社が「近所挨拶は私たちで済ましておきます。」と言い、施主が近所挨拶に同行しない事もあるそうですが、そのようなやりかたは間違いのもとですし、その会社は工事途中に起きたクレームを施主に報告することも無いでしょう。つまり、工事中は施主の機嫌だけを気にし、完成後に施主が周囲に悪く思われようが関係ないのです。
そういう筆者も現場監督をしていた時、自分の現場で相当ご近所の方にご迷惑をおかけしました。理不尽なクレームをもらうことも少なくはありませんでしたが、やはりご迷惑をおかけするのは工事業者側であることは間違いないので、ご理解いただけるように努めるしかありませんでした。ただ一度だけ、現場前の道路を清掃する私の背中に「あんたのところが他のところよりきちんとしているね、自分が家を建てる時はあんたに頼むよ。」と近所の方に言っていただいたのは嬉しくて今でも記憶に残っています。
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