失敗しない、二世帯住宅。
失敗しない、二世帯住宅。
2014・10・6
「二世帯住宅を考えていますが、考えがまとまりません。」同じような経験をされている方も多いでしょう。混乱する理由はいくつかありますが、共通する解決方法もあります。
同じ二世帯住宅といっても、家族構成や年齢の違い、予算や時期など個別に課題は異なります。ネットやハウスメーカーのカタログなどでは“こうすれば二世帯住宅は失敗しない”という類の解説が溢れていますが、どれを見てもしっくりこないのではないでしょうか。
二世帯住宅を販売する立場(過去、私もそうでした。)から考えると、二世帯住宅はプランニングで解決できるようなアドバイスをすることがほとんどかもしれません。家という物を売る立場ですから、それ以上のことを求めるのがそもそも無理なことなのです。
もちろん間取りや設備などのプランニングで解決できることもあるので、全く役に立たないわけではありません、それらは予算の許す限り取り入れればよいことです。ただし、そういったアドバイスをする立場の人(ハウスメーカーや工務店のスタッフ)が二世帯住宅の経験のない方でしたら期待に応える提案ができるでしょうか?
二世帯住宅の特徴は、出来上がった建物に、全ての住人が合わせなければいけないことです。1世帯の住宅であれば、その住人の好みに合わせて住まいを建てれば良いのですが、生活の違う二つの世帯がひとつの建物に住むのですから、完全に満足することは奇跡といってもよいでしょう。
夫婦であれば我慢できることも、義理の親子間で我慢できるとは限りませんし、世帯主どうしの意見の相違だって必ず起きます。それが分かっているから二世帯住宅の建築に対して不安やアレルギーがおきるのです。
では、どうやったら失敗しない二世帯住宅を建てることができるのか、ハード面(建物)の答えは、先に挙げたように経験豊富な者にプランニングを手伝ってもらうこと、そして全員参加で時間をかけて検討すること。特にハウスメーカーは早期の契約を迫る傾向にありますが、自分の生涯をかける事業です、家族全員が納得いくまで検討しましょう。
二世帯住宅の失敗事例の多くは、ハード面では解決できない問題が挙げられます。音、匂い、気配、振動、温感、プライバシーなどは、どんなにお金や時間をかけても完全に解決できる問題ではなく、ソフト面でしか解決できません。つまりは、二世帯住宅の場合は住人でなければ解決できない問題があることを、始めから許容できる人でなければ幸せな新生活を期待することはできないでしょう。尊重と尊敬の念が唯一の解決策かもしれません。
筆者も実は二世帯住宅の住人です。義母との同居ですが、私は何も不満はありません。でも、恐らく義母にはソフト面では相当なストレスをかけてしまっているのではないかと思います。ひょっとすると二世帯住宅の極意は私の義母に聞くのが一番かもしれません(答えを聞くのが怖いので、私は無理です)。
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