数十万円のコストアップで倒壊は免れる。
2016/5/19
熊本の震災以来、自宅の耐震性能に疑問を持つ人が増えています。「我が家は耐震等級3で建てたけれど、熊本では新耐震基準でも何棟も倒壊しているので不安だ。」これは今回の震災が浮き彫りにした、現行の耐震基準の課題です。現行基準は建物が連続して震度6以上の揺れに見舞われることは想定していませんでした。
熊本での倒壊事例は、前震の震度7では耐えても、二度目の震度7で倒壊しているのではないかと考えられています。この結果は、施工や設計に問題があったのかもしれませんが、そもそも設計思想が「震度7に2度耐える。」ことは想定していないからです。
一部のハウスメーカーの商品では、このような「想定外」の震災に耐えるような基準になっていますが、その他多くの地元工務店や中小ハウスメーカーは、標準ではそこまでの仕様にはなっていません。
「そんなに強烈な地震は来ないだろう。」と思われていた震災が今回の熊本地震だったのかもしれません。既存の住宅に熊本地震に対抗できるような耐震性能を持たせるには時間が掛かるでしょうが、これから建てる建物であれば、数十万円のコストアップで熊本地震でも耐えられるようになる、という見方もあるそうです、是非とも早期に法改正を行い、シェルターとしての機能アップを図っていただきたいです。
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