「住まいにおいて最も重要に思う点」
2016/2/5
「暖かい家にしたいです。」冬場にご相談をいただくと、必ずといっていいほど聞かれる要望です。暖かい家には、高度な気密性と断熱性が欠かせませんが、住まいづくりの検討を始めたばかりの方は何故か興味がないようです。
下のグラフは、平成25年に国交省が行った調査で「住まいにおいて最も重要に思う点」の結果です。
住まいにおいて最も重要と思う点としては、「火災・地震・水害などに対する安全」とする世帯が15.1%と最も多く、断熱性や気密性を求める方は僅か0.4%しかいません。
対して、実際に新居を手にし、居住状況が変化した世帯について、現在の住宅と従前の住宅とを比較して「大変良くなった」と評価する割合が最も高い項目は、
「住宅の広さ・間取り」の23.5%(前回は20.6%)、次いで「断熱性や換気性能、採光など」の17.1%という結果です。
上の結果だけを見ると、希望しようがしまいが、従前の住まいに比べれば断熱性が向上し、住まいの快適さは良くなるようです。建築基準法やその他の法律の整備により、住まいの性能は格段に向上しているのですが、国交省はさらに上のレベルを標準化しようとしています。
理由は省エネ化と低炭素化です、国交省の理想形としては「ゼロエネルギー」を目指しています。この「住まいのゼロエネルギー化」を提案させていただくと、「いやいや、そこまでは必要ないですよ。」と返答される方が多いのですが、現在の技術ではそれほど難しいことではなくなってきていますし、補助金などを利用すれば手が届く価格帯になろうとしています。
家は何十年も利用するものです。未来志向の性能を求めて建てておかないと、建てたとたんに「時代遅れ」になってしまうでしょう。
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