平成28年下期は住宅の買い時？
2016/11/19
住宅金融支援機構が、「平成28年度下期における住宅市場動向について」を発表しました。
平成28年8月に、一般消費者（有効回答数1,100件）、住宅事業者（有効回答数740件）、ファイナンシャルプランナー（有効回答数42件）それぞれに対して、今後の住宅市場に関するアンケート調査を実施し、結果を取りまとめたものです。
興味深かったのは、
一般消費者に対して「これから半年以内（平成28年10月～平成29年3月）は住宅の買い時だと思うか」の問いには、
「買い時だと思う」 58.5％
「買い時ではない」 8.6％
ファイナンシャルプランナーに同じ質問をしたところ、
「買い時だと思う」 69.0％
「買い時ではない」 4.8％
となり、一般消費者よりファイナンシャルプランナーの方が前向きな姿勢で考えていることです。
対して、住宅事業者に「平成28年度下期の受注・販売等の見込み」を聞いたところ、
「平成27年度下期と比べて増加」（46.8％）
「平成27年度下期と同程度」（34.6％）、
「平成27年度下期と比べて減少」（18.6％）
の順です。
事業者に弱気な意見が多いのに対し、ファイナンシャルプランナーや一般消費者が前向きなのは、単なる希望的観測なのでしょうか？
住宅事業者が感じているように、この夏は住宅展示場の入場者数が前年を大きく下回っている状況なので、住宅事業者が強気になれない理由は推測できます。しかし閑散とした住宅展示場で、営業マンが手持ち無沙汰にしている時期こそ一般消費者にとっては好機ではあります。準備がそろって勇気のある方は、早期の契約を煽る営業マンのプレッシャーを押しのけ、好条件を勝ち取ってください。
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