「家が欲しい。」は目的ではなく手段なのです。
2016/3/25
「家が欲しい。」と想い始めた時、その中心には自分と大切な人の笑顔や安らぎであったはずです、つまり建築物である家は「目的」ではなく「手段」の一つに過ぎません。
「家が古くて耐震性が不安。」
→地震から家族を守れない。
「夏、暑くて、冬、寒い。」
→家族の健康を守れない、不快な思いをさせたくない。
「家賃がもったいない。」
→家族の資金を有効的に使いたい。
「家族が増えた。」
→家族みんなに快適な環境を整えたい。
「もっと環境の良いところに住みたい。」
→家族の健康を大切にしたい。
「もっと利便性の高いところに住みたい。」
→家族との時間を大切にしたい。
これらのことが「家が欲しい。」と想い始めた時の動機であれば、それらを成すのに、特にブランドも高価な設備も必要ありません。
ところが住まい探しを始めると、何故かブランドイメージや突出した性能を求めてしまうようになります。理由は明らかで、供給者側があたかもそれらが主流であるかのようにアピールするからです。
それらが決して悪いわけではありません、たしかにとても優れたものもあり、住まいづくりに取り入れれば、その効果は満足できるものになるでしょう。しかしそれでは手段と目的がいつのまにかすり替わったことになってしまいます。
現役世代のサラリーマンにとって、住まいの購入は一生に一回の買い物になってしまいました。生涯をかけて取り組む事業のはずなのに、目的と手段を取り違えてしまうような過ちを犯してよいのでしょうか?これから住まいを購入される方は、住まいづくりの階段を上がるたびに初心を思い出し、目的を再認識する作業を行うことを勧めます。気付いたら建築会社や不動産会社のために家を買っていたなどという失敗が許されるような安価な買い物ではないのですから。
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