大和ハウスが建築基準法違反
2016/11/11
このところ「まさかこんなことが!」が続きます。少し前の英国のEU離脱にはじまり、続いて米国の大統領選挙のどんでん返し、さらには博多駅前の大陥没、さてこの次は何が起こるでしょうか?私としてはプーチンさんが秋波を送ってきて、北方領土問題が一気に解決なんてハッピーな話題が欲しいです。
驚いてしまうできごとといえば、国交省が、大和ハウスが建築基準法違反の建物を複数建てていたとして公表しました。
国交省の公表資料
https://www.mlit.go.jp/common/001149434.pdf
大和ハウスは確か昨年も同様の失敗を犯し、国交省からお叱りをいただいています。懲りない体質なのかもしれませんが、客からすれば迷惑な話ですから、早々に対策を建てていただきたいものです。
但し、庇うわけではありませんが、今回の件も先回の件も現場の管理者や職人さんには非はないと思います。今回の事件では部屋間を遮る壁の防火性能・遮音性能が、必要な性能を満たしていないことが問題なのですが、おそらく現場には誤った施工方法が伝えられ、誤った材料が納品されており、ただ疑問を持たずに施工をしただけのことであろうと思われるからです。
つまり現場の作業には何も問題は無く、設計と工場の問題だったということです。建築のトラブルでは何故かいつも「手抜き」とか「欠陥工事」などといわれ、あたかも職人や監督が悪者扱いされることが多いですが、設計ミス(配慮にかける設計も含む)や材料自体の問題(材料の選択ミスも)も実際には多くあります。それらの問題は現場ではなく、建てる前の図面上から既に問題になっているのです。
大和ハウスのような大会社は、トラブルを起こさないと思われるかもしれませんが、必ずしもそうではないことを、今回の件で図らずも証明してしまいました。建築業者選びは会社の規模だけで決められることではありません、小さな会社でも期待以上の仕事をしてくれる会社も多くあります。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ お家の進路相談所® 株式会社ハウジングコンサルティングファーム https://hocs.jp/ 〒444-0059 愛知県岡崎市洞町字西五位原1-1 TEL(0564)26-0222 FAX(0564)26-0220 △▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△