大丈夫？2020年の省エネ基準
2016/7/14
ここ最近、住宅を新築する話をしていると、必ずと言っていいほど、「2020年問題」の話題になります。2020年問題とは、2020年に「省エネ基準適合住宅の義務化」が行われることです。
2020年になれば、これから定められる新しい省エネ基準を、新築住宅に義務化することなのですが、詳細がイマイチわからないので具体的なお話ができないのがもどかしいです。先進的な取り組みをされている工務店などは、積極的に情報収集し、既に2020年基準として施工している会社もあります。
一言でいえば、現状の省エネ基準をはるかに上回る、施工精度と性能が住宅に求められるようになります。性能が良くなるのは良いのですが、現状の技術では価格がかなり上昇するのはネックです、省エネも大切ですが、高性能住宅が庶民の手に届かなくなってしまったら意味がありません。
サラリーマンの年収が、ひと昔前より100万円も下がってしまった社会では、「エコ」や「地球にやさしい」という美辞麗句より、目の前の生活をよりよくしたいと考える層が少なからずいる事も考えなければ、絵に描いた餅になってしまいます。
民間も頑張らなければいけないでしょうが、行政もみんなが迷子にならないように力強くリードしていただきたいです。
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