住宅購入、頭金の決め方。
2016/7/10
失敗しない住まいの購入で最も重要なのは「資金計画」です。さらに資金計画の中でも特に重要なのは、「総予算」です、総予算を間違えると全てが間違ってしまうことになりかねませんし、人生すら狂わせることもあります。
その大切な総予算の決め方は、ライフプランを作成して返済可能な住宅ローンの借入額を求めることが重要です。それで求められた借入額に自己資金を加えた金額が総予算になります。
総予算=①自己資金(頭金) + ②住宅ローンの借入額
【頭金の決め方】
総予算は①と②を足せばよいだけなので計算は簡単ですが、①の頭金は手持ちの預貯金から捻出することになります。住宅購入の為に、全ての預貯金を使い切ってしまうわけにもいかないので、いくら支出するのか決める必要があります。
一般的には、
現在の預貯金額 – 住宅取得後に備えるお金=頭金
となります。問題は住宅取得後に備えるお金の定め方ですが、最低でも
①最低3か月分以上の生活費
②家具や家電などの住宅購入後に現金で購入する物の費用
③教育費など数年以内に支出が確定している費用
などは貯金のままにしておく必要があります。
導き出された頭金の金額が、どれぐらいあれば充分なのかについては購入する物件によって異なりますが、よく言われるのは、「総予算の2割」です。例えば注文住宅の場合、返済余力や返済期間などにもよって変わってきますが、2割は最低ラインと考えておいた方が、後々融資条件などに大きく影響し、将来の損得の分かれ目にもなります。
自己資金が2割に満たない場合、フラット35や民間金融機関などの住宅ローンでは、諸費用を自己資金でまかなったうえで、工事費の1割以上を自己資金で拠出しているか否かで貸出金利が大きく変わるなど、優遇の度合いが全く違ってきます。最終的な総返済額が、数百万も違ってくることもあるでしょう。
自己資金が不足していても、その他の融資を受けるなどの方法で住宅購入は可能になりますが、決して得な方法とは言えません。焦ってしまい、買う事だけが目的になってしまうと、知らないうちに余計な支払いをさせられる羽目になってしまうでしょう。
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