工事現場の周辺対応は業者任せにしない。
2016/6/28
筆者の自宅のすぐ近くで、某大手賃貸住宅メーカーの〇〇建託が4階建ての鉄筋コンクリートのアパートを建てています。私も仕事上、建築工事による近隣への迷惑については理解があるつもりですが、そろそろ受忍限度を超えそうな気がします。
入居者向けの駐車場を有するアパートですので、敷地には余裕があり、工事用車両は現場内に相当台数は収まるのではないかと思うのですが、現状は溢れた工事車両が早朝から大型車両がエンジンをかけたまま、路上駐車を連日にわたり続け、周辺住民にとって我慢の限界を超えつつあります。
住宅の工事を注文するときに、施主が見落としがちなのが、工事中の周辺の配慮です。施主自身は工事をしたことがないので、これからの工事が近隣に迷惑をかけるという事に気が付かないのは仕方のないことですが、工事業者は自分たちが仕事をすること自体が、周辺に迷惑をかける行為であることが日常化しているので、配慮に掛けることをしていても気づくこともなければ、場合によっては気が付かないふりをして仕事を進めます。
「気の利く」建築業者であれば最大限に注意を払いますが、それらは「工事費」や「工期」に少なからず影響してきます。ただでさえコスト競争になっているので、建築業者にとっては極力お金をかけたくないところなので、真っ先にコストカットの対象になりやすくなります。
一時期は工事現場の安全や周辺対応について、工事業者も真剣に取り組んだ時期もありましたが、また等閑になってきたのではないかと感じます。さらには、工事を注文した施主も全てを工事業者任せにし、御座なりの挨拶回りだけでお茶を濁し、現場で発生した問題は工事業者だけで解決させようとする姿勢が目立ちます。
周辺対応に必要なコストはケチることなく、工事中も施主自らが周辺に精いっぱいの配慮を行うことをお勧めします。工事の完成後に住むのは施主なのですから、他人任せにしないことで後々の後悔を防ぐことができます。
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